コーヒーミルを買ったら世界が広がった。
豆の特徴を考え、淹れ方を工夫するようになった。
一番手近で試せるのがイオン系のスーパーで売っているUCCのコーヒー豆「金袋シリーズ」だ。
(勝手にこう呼んでいる)
値段はだいたい500円くらい。
種類が豊富で、いろいろ試せるのがうれしい。
ブレンドしていないもののほうが素材をそのまま感じられる気がしている。
UCCモカ中煎りの感想
金袋シリーズのモカはフルーティー。
酸味が強めだ。
この酸味をいい感じに抽出するのが工夫のしどころである。
湯の温度を低めにする。
コーヒーカップに少量そそぎ、ポットに戻す。
カップに注ぐ量と時間で温度調整している。
蒸らしは基本の30秒。
その後、そそぐペースを塩梅する。
トータル2分程度で抽出を終える。
自分で5回ほど淹れてみてから家族にも飲ませてみた。
好評である。(家族はマイルドカルディ好き)
すっきりフルーティーが出せたと思う。
UCCマンデリン深煎の感想
金袋シリーズのマンデリンは苦味が売りだ。
これは家族には飲ませない。
自分で楽しむのみ。
経験則である。
豆粒は表面にうっすら油がういている。
深煎の豆はたいていこうだ。
豆粒のサイズは8~12ミリくらい。
コーヒーミルを回してみると感触が軽い。
深煎で買いたての豆は軽いのが多い。
深煎の豆は常温保存のほうがいい気がする。
冷凍保存してしまうと袋を開けるたびに湿気を吸う。
苦味を引き出し、コーヒーの香りとあいまって味わいが出るようにしたい。
5回淹れてみるとなんとなく方針が立ってくる。
湯音は高めにする。
沸騰したらもう冷まさなくてもいいくらい。
蒸らしは長め、1分くらいにして
抽出全体では3分ほど時間をかける。
(蒸らし始めから淹れ終わりまでトータル3分だ)
コーヒーミルがスーパーで使えた時代
30年くらい前にはスーパーの店内にコーヒーミルが置いてあった。
お客さんが自由に使えるようになっている。
お会計前に売り場で開封し、店内コーヒーミルに豆を投入する。
袋をミルの下にセットし、落ちてきたコーヒー粉を受け止め
袋の口を巻いてテープで止める。
それからレジでお会計である。
なつかしい。
ゴンゴンうなるコーヒーミルが記憶に残っている。
コーヒー豆は挽くと成分が急激に抜けていく。
店内設置のコーヒーミルは、挽きたてコーヒーを飲んでもらうため
UCCが考えたサービスだったのだろう。
今ではもう見かけなくない。
マルエツやグルメシティに残っているとのウワサを聞き
地元の店舗をまわって探してみたがみつからなかった。
やはり衛生面での問題がネックだろうか。
不特定多数が共用するものは減っていく時代である。
イオンで買えるコーヒー豆を比べる
今回はUCCの金袋シリーズを2種くらべてみた。
「モカ中煎り」と「マンデリン深煎」は方向性が正反対だが、どちらも美味しい。
はじめは自分の好みでなくても、工夫して淹れているうちに馴染んできたりする。
コーヒーミルを入手すると楽しみが広がる。
UCCのおすすめの豆
UCCは「香味焙煎」シリーズも美味しい。
しかしお金をかけるなら「香り炒り豆」の「ブルーマウンテンブレンド」がおすすめだ。
値段が高いし(160グラム1000円以上する)
こんなブルーマウンテンがあるのかと新鮮に感動する。
粒サイズは大きめで、赤みがかった豆が混ざっている。
UCCブレンド担当者のうんちくを聞いてみたいものだ。