土居珈琲(ドイコーヒー)は1975年創業のコーヒー焙煎専門店だ。
本格派で正統的なコーヒーを提供する。
通販にも力を入れている。
いちどは飲んでみたい。
そういう人のために「初めてのセット」を出している。
土居珈琲「初めてのセット」は高い
「初めてのセット」は送料込みで3000円ちょっとかかる。
高い。
コーヒー豆一袋200グラムで3000円とはちょっと高すぎる。
スーパーで買えば600円。
一番高いブルーマウンテンブレンドでもせいぜい1200円前後。
カルディならマイルドブレンドが500円。
土居珈琲は圧倒的に高価だ。
注文するのはためらう。
悩んだすえについに購入した。
飲んでみないとわからん。
「初めてのセット」はギフトに使える
注文から3日でコーヒー豆が届いた。
ダンボールを開くと中にさらに箱が入っている。
内箱の下にパンフレットと紙袋がある。
これはそのまま持ち運びに使えそうだ。
包装がついていれば手みやげになる。
ひとりで飲むのはもったいない。
高いからな。
誰かとあつまって試飲会をしたい。
同梱のパンフレットでも読みながら
うまいのまずいのと語り合いたい。
「初めてのセット」エルサルバドル ラ・レフォルマ農園:感想
さっそく開けてみる。
エルサルバドル:ラ・レフォルマ農園のほうから。
味の表示をみるとこちらのほうがスタンダードっぽい。
豆の形がめっちゃ均一。
色も均一だ。
そろっている。
画像では伝わりにくいが、まるで作り物。
CGみたいに同じ豆たちだ。
サイズはばらつきがあるが欠けや変形がまったくない。
まじでゼロ。
焙煎したあと念入りに選別している。
飲んでみた。
おいしい。
美味しいけどふつうじゃね?
家族にも飲ませてみた。
「濃いね」
いやもう少しコメントはないの。
家族はコーヒー嫌いだが
わたしよりも味に繊細かつ辛口なはずだ。
最近のんだ「珈琲きゃろっと」の印象が影響しているのかもしれない。
あちらは味がまったく違う。
後味が軽い。
きゃろっとのほうが特殊なのではないか?
土居珈琲は、きゃろっとが捨てた「コーヒーらしさ」を手放さない。
飲みごたえとか、コーヒーっぽさは土居珈琲のほうがしっかりある。
正統派のコーヒー、という印象である。
「初めてのセット」グァテマラ カペティロ農園:感想
つづいてもうひとつのほう「グアテマラ カペテイロ農園」
豆粒はさらにサイズがそろっている。
豆の形は円に近い。
小さな豆が少ない。
これは目で見て豆を選別したのだろうか?
狂気すら感じる揃いっぷりである。
おかしい。
グアテマラ カペティロ農園のほうが
味の特徴がはっきりしている。
これぞコーヒーの味。
私はこちらのほうが好きだ。
記憶にあるコーヒーっぽさのいいところをしっかり出している。
必要なものがあるべき姿で全てそろっている。
袋の解説には「品性の高い香り」と書いてあるが
じっさいに飲んでみると納得する。
しっかり、はっきり、それでいて折り目正しい。
土居珈琲の「初めてのセット」感想まとめ
「初めてのセット」は高い。
しかし実際にコーヒー豆をみてみると納得する。
豆粒の形が異常にそろっている。
手間をかけて作られた製品だとひとめで分かる。
味は正統派のコーヒー。
たくさんのコーヒーを味わった人なら
私よりも細かいニュアンスが捉えられるかもしれない。
いちど飲んでみて損はない。
ちなみに「土居珈琲初めてのセット」は高い。
送料込みで3000円オーバー。
たったの200グラムでこれはない。
さいしょから定期購入するほうがお得である。
土居珈琲タンザニア シミラングワダ農園の感想
「初めてのセット」から2週間後、また封筒が届いた。
アンケートと定期購入の申込用紙がはいっている。
さらに試供品のコーヒー豆(粉)を発見。
測ってみるとおそらく2杯分。
さっそく飲んでみた。
「柑橘系の香り」という表現があるが
このコーヒーは本当に柑橘系のにおいがする。
オレンジの皮をむいたときの感じだった。
紛れもなくコーヒーだが「柑橘系」。
おいしい。