コーヒーを好きになったのはコーヒーミルを入手したことがきっかけだった。
うちにあるのは一番スタンダードなタイプ。
メリタのコーヒーミルクラシックMJ-0503.
なんの変哲もないふつうの手動グラインダーだが、
これがあるだけでコーヒーの楽しみがひろがる。
ひと手間かけて豆を挽くだけで
淹れたてのコーヒーが格段においしい。
ちょっといいコーヒー豆をためしてみたくなる。
メリタ手動コーヒーミル初心者向け
もしまだコーヒーミルを持っていなくて迷っているなら、
メリタのコーヒーミルクラシックMJ-0503はおすすめする。
別にメリタ以外のメーカーでも構わないけどコーヒー用品店が出しているやつがいい。
カリタとかハリオだ。
作りがしっかりしていて長く使える。
使い方もシンプルで迷わない。
メリタのコーヒーミルクラシック最大のデメリット
ベーシック型の手動ミルの一番の欠点はフタがないことだ。
コーヒーを挽いている間に豆のかけらが上に飛び出す。
おもわず指でひろってミルに投入し直すのがストレスだ。
欧米人はこういうの気にしなそうだが。
テーブルに豆が飛び散っているのはほっておけない。
細かさの調整はしなくていい
上のネジを外せばコーヒー豆の細かさを調整できる。
だけどやらなくていい。
いろいろ変えてみたが粉のつぶがかわっている実感があまりない。
調整するのはサイフォンやフレンチプレスで入れる場合のみ。
そういうときは、おもいきり粗挽きに調整する。
手動コーヒーミルは疲れる
はっきり言って手動はめんどくさい。
朝の忙しい時間にわざわざコーヒー豆をひくのはつらい。
手の力がいるのだ。
メリタの手動コーヒーミルの底には滑り止めがさり気なくはってある。
左手でミルの箱部分をおさえ、右手でハンドルをまわすのはつかれる。
しっかり抑えるために床に正座して太ももにコーヒーミルをはさんだりしている。
こういうときは四角いコーヒーミルの方がしっかりとはさみこめる。
2人前いれたかったら2倍の時間がかかるし。
時間が取れない場合は電動がおすすめだ。
毎日使うものだし。
しかしもし時間がとれるなら、自分の手でコーヒーを挽く時間は何物にも代えがたい。
一人で茶道でもやっているかのような充実した時間だ。
豆の状態やお湯の温度を考えて答え合わせをする。
びっくりしたり納得したり、
コーヒーを飲むことがとても楽しくなる。
手動ミルの楽しみ
手動コーヒーミルをあえて使うことの最大のメリットは手応えだ。
豆の種類や状態によって挽くときの手応えがかわる。
浅煎りより深煎のほうが軽い。
冷凍保存していると固く感じたりする。
粒の大きさによって粉砕の進み具合がちがう。
ハンドルをまわしながらコーヒー豆のコンディションを考えるのが楽しい。
引き出しまわりに粉がたまる
ハンドルの手応えがなくなったら豆が挽けている。
念のためにミルをゆすって、もう一度ハンドルを回してみよう。
最後の一粒まできれいに挽きたい。
引き出しを開けて粉をとりだす。
あらかじめ用意しておいたペーパーフィルターに粉を投入する。
コーヒーミルの内部にもけっこうな量の粉が残っている。
残った粉もミル全体を持ち上げてペーパーフィルターへ投入する。
コーヒーミルを使うと豆が膨らみやすい
コーヒーは粉にすると一気に表面積が増える。
中に含まれているガスを放出し始める。
だから挽くときにめっちゃいい香りがするのだ。
挽いてしまうと急激に成分をうしなうともいえる。
焙煎したてを買ったら、飲む直前に豆を挽きたい
そうすればびっくりするくらい膨らむ。
コーヒー専門店で見るようなみごとな膨らみっぷりだ。
コーヒー豆が膨らむのは、内部に含まれるガスが原因だ。
膨らむことと美味しいことはイコールではないけど
なんとなくうれしい。
まとめ
手動コーヒーミルを使ってコーヒーを淹れるのは、手間がかかるけど楽しい。
シンプルな手動見るでも世界が広がるのでおすすめです。